2040年の美瑛町の人口推計が6851名で2013年集計対して1.8%のアップと政策は一定のマッチングを示した格好。しかし小学生から高校生の推計人口は改善の傾向がみられない。2040年の姿を描いてバックキャスティング※でみた公共施設等の計画の妥当性を確かめる必要がある。※未来を基準に現在に遡ること
児童生徒数の現状
令和5年のわが町における児童生徒数は下図↓↓のとおりです。クリックで拡大。
児童生徒数の2040年推計
ブログ(No.133)で紹介した2040年の年代別人口推計から、年少人口の部分を切り出しました。下図↓↓
児童生徒数にあたる年齢区分にアンダーラインを引きました。オレンジの2020年は国勢調査による実績値です。赤色の2040年は今回(2023年)の推計値です。
小学校・中学校の年齢にほぼ合致する5歳から14歳までを合わせて、2020年は703人→2040年は370人(47%減)
高校生の年齢にほぼ合致する15歳から19歳までを合わせて、2020年は386人→2040年は179人(53%減)
クリックで拡大します
ふたつのデータから導かれるものは
2040年までのどこかの時点で、小学校と中学校をそれぞれにあるの程度の集約が必要と感じます。→必要がある/ない:町民と議会と行政の議論のプロセスとコンセンサスが必要。
美瑛高校は、現状の人口でクラス定員の半分(20人)を確保できるかが存続のポイントで、議会の質問では町立化のキーワードも出ています。
人口推計と財政を対等にひとつのテーブルに載せて町民にガラス張りの議論のプロセスが必要と思います。
まとめ
人口問題では過去の経験で判断できない問題に直面します。
こういう時に、MUST-CAN-WILLの原則での議論と判断が肝心です。・・・やらなければいけないか(必要、MUST)、できるかどうか(CAN)、やりたいかどうか(WILL)
やりたい(WILL)が先行するとあまり良くありません。個人の思い(WILL)では必ず意見の対立が生まれます。
やらないといけない(MUST)が先にあって、つぎに頑張ればできるかどうか(CAN)をヒト・モノ・カネで判断すれば、コンセンサスができやすいです。・・・やりたくてもヒト(児童・生徒)がいなければできません。
今回はここまでです。これからまちづくりのリーダーを目指す皆さんはどう思われますか?
2024-1-24 Noriaki Gentsu @ NorthQuest
参考資料
エクセルデータ(なおエクセル表↓↓は市町村コード1459で抽出済みの状態)
なお国立社会保障・人口問題研究所のTOPページの、「3. 都道府県・市区町村別の男女・年齢(5歳)階級別将来推計人口」からエクセルデータをダウンロードできます。(2024-1-22
追記)
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