
あらすじ 美瑛町議会 6/18ー令和2年度第4回定例会。桑谷 覺議員の一般質問の項目に沿って、質問と答弁のやり取りから明らかになったことを要約した。質問相手は教育長。 なお、詳細なやりとりは、Youtube/びえいの議会/会議録を参照されたい。このブログの目的は議事録ではなく、まちづくりのテーマを町民にわかりやすく共有すること。
Q1.コミュニティ・スクール(CS)
Q1-1 3年経過したCSの現状は?
学校は、学校運営協議会を開いて校長の経営方針の承認、あるいは諸課題についての助言を得る。地域の資源を活用した教育活動としてコミュニティースクールサポーター26名(※)の協力を活かしている。※小学校ではスキー、水泳の補助など。中学校ではあ花壇整備やあいさつ運動。
Q1-2 今後のCSのあるべき姿は?
新教育指導要領のもと、社会に開かれた教育活動を目指すため、学校の教育方針を家庭や地域と共有し、現在の取り組みを検証し、教育活動およびコミュニティースクールとしてのさらなる向上。
Q1-3 地域学校協働活動推進委員の考えは?
学校と地域の協力の調整役として、美瑛町では地域コーディネータを配置。当面はこのまま。
(議員から提案の)地域学校協働活動推進委員の配置については→消極的
Q2.スクールカウンセラーの配置について
Q2-1 スクールカウンセラーの活用状況は?
H26から各学校に定期的にスクールカウンセラー(※)を派遣、学校や家庭の問題、緊急の課題に対応。※臨床心理の専門家など学校外から
Q2-2 養護教員(特に中学)に負担がかかっていないか?
養護教員や担任など特定の職員に負担が集中しないよう、チーム(※1)を組み児童生徒や保護者の悩み(※2)に寄り添った支援。 ※1管理職、教職員からなるチームにスクールカウンセラーの助言 ※2ゲーム依存、人間関係のトラブルなど
学校+家庭+地域の幅広い課題には、教育委員会の地域支援コーディネーターを活用
こどもたちが気軽に相談できる、こころの教育相談員を配置。
家庭における複雑な問題は、子育て支援室や関係機関との連携で対応。
Q2-3 養護教員と教職員の負担軽減のため町独自のとスクールカウンセラーの確保は?
コロナの経験から、こどもの精神面のサポートの重要性。いままでの不登校や児童虐待とは違った問題に、公認心理士や臨床心理士の活用をはかった支援体制。
(議員から提案の)H26からスクールカウンセラー確保については非常勤で月3回対応中。資格を持った専任の人材の確保が課題。
まとめ
1.「美瑛町の教育がよいから、美瑛に移住したい」、「美瑛の教育がいいから美瑛に住んで、親は旭川に通勤している」と言わせるユニークな、メディアねたになる学校教育を連打する教育委員会であって欲しい。
「子どもたちが地域でのびのび育って想い出を作って、将来またふるさとに帰ってきて欲しい」というのはいかにも切ない。
美瑛町は、大人に引っ張られて子どもの人口流出が近隣町村に比べて多いデータがある。→ブログ参照。
2.学校と地域の連携は内向きの話で、今回の一般質問のやりとりには少しがっかりした。外部から見てユニークな教育が美瑛にとってもっとも大事で、教育委員会という閉鎖的な空間を、まちづくりという視点に拡げて考えたほうがよい。
(Noriaki Gentsu @NorthQuest)
美瑛町6月議会、9名の議員の一般質問の速報はこちらをクリック→ https://j.mp/2uhqlCr
この速報は議事録や会議録ではなく、議会で議論したまちづくりのテーマの要約です。
・議員から町の方針をきく質問は、町の答弁をメインに記載します。
・議員から提案や問題を出した質問は、質問と町の答弁を併記します。
・当初と文脈の変わる再質問は、別の段落に記載します。
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