あらすじ 美瑛町議会 6/18ー令和2年度第4回定例会。山本賢一議員の一般質問の項目に沿って、質問と答弁のやり取りから明らかになったことを要約した。質問相手は農業委員会会長。 なお、詳細なやりとりは、Youtube/びえいの議会/会議録を参照されたい。このブログの目的は議事録ではなく、まちづくりのテーマを町民にわかりやすく共有すること。
Q1.結婚相談事業の推進の考え方は?
農業の持続的発展に重要な、農業後継者のパートナー対策。個人の問題として行政がかかわりにくい部分に対応。 ➀未婚の農業後継者に対し結婚相談院による訪問、相談業務、事業参加の呼びかけ ②アグリパートナー事業フィーリング IN 美瑛、婚活事業など
今後とも、農業後継者の結婚のニーズの把握と、側面から出会いを支援。
Q2.専任相談員の配置の効果は?
専任の結婚相談員を長期間配置によって農業後継者との信頼関係を構築した効果。相談の来回件数・・ H30(58件)、R1(113件)
アグリパートナー事業による交流イベントをきっかけとしたカップルの結婚成立・・ H30(5組)、R1(8組)
上記の成果には、少なからず地区の農業委員の貢献もあり
女性の相談員に相談しやすい環境ー移住後も子育て等のフォローを実施
今後とも、引き続き結婚相談を継続推進
Q3.農業委員の業務と待遇について?
農業委員が農地の番人として景観保持にも貢献、新規就農者のフォローなど多岐にわたる尽力。管内1市8町のなかではTOPの水準だが、農業委員の人材確保の観点も含めた報酬については維持を希望。
Q4.川崎会長退任にあたり所感
(会長)農業の経営は国が守ってくれる基本はあるがそれに甘えることなく、商店と同じく経営という立場でまず自分が苦労して足りない分を支援を仰ぐ、支援ありきではいけない。 ※川崎章道農業委員会会長は農業委員を18年勤め、今般退任。
まとめ
農業分野でよく聞く課題(担い手不足/パートナー不足/人手不足/休耕地)は、どの組織(役場/振興機構/農協)が主担当か一般に判りにくい。しかし今回、農業後継者のパートナー対策は、農業委員会が成果をあげていると判った。
会長の所感で、行政の支援ありきでなく、農業も商工会もおなじでまず自分が苦労して足りない分の支援を仰ぐという、経営のバランス感覚は大事だと思う。
(Noriaki Gentsu @NorthQuest)
美瑛町6月議会、9名の議員の一般質問の速報はこちらをクリック→ https://j.mp/2uhqlCr
この速報は議事録や会議録ではなく、議会で議論したまちづくりのテーマの要約です。
・議員から町の方針をきく質問は、町の答弁をメインに記載します。
・議員から提案や問題を出した質問は、質問と町の答弁を併記します。
・当初と文脈の変わる再質問は、別の段落に記載します。
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