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(No.95) 議会レビュー|「経営人口」という「定住人口」と「観光事業」を関連付けた考え方(一般質問・八木議員)

最終更新: 3日前



あらすじ

美瑛町議会 6/18ー令和2年度第4回定例会。八木幹男議員の一般質問の項目に沿って、質問と答弁のやり取りから明らかになったことを要約した。質問相手は教育長。 なお、詳細なやりとりは、Youtube/びえいの議会/会議録を参照されたい。このブログの目的は議事録ではなく、まちづくりのテーマを町民にわかりやすく共有すること。

Q1.「経営人口」という「定住人口」と「観光事業」を関連付けた考え方

  • (質問要旨)コロナ危機における住民サービスの対応が今後の人口減少における行政改革にもつながるとして、財政と人口の両面から考えた「経営人口(仮称)」を提案。令和元年と比較した2040年の人口減少2,500人分に相当する消費金額は31.25憶円の減少。この減少を国内宿泊客の増加で補なうには、現状317,500人の国内宿泊客を62,000人増加させる。これにより定住人口1万人に相当する2040年経営人口一万人をまちづくりの方向付けしてはどうかと、観光4次産業というキーワードと共に提案。


  • (町長)地方創生における観光戦略においては経営人口という新たな概念も踏まえつつ、社会情勢に対応したターゲットから住みたい訪れたいと思われる観光まちづくりを推進していくことが持続的な発展につながる。経営人口や4次産業は新しい発想を生みだす効果がある。総合計画で使えるかどうかは検討事項。定住人口1万人は諦めるわけではない。


Q2.「新しい生活様式」が求められる今、観光などの事業展開


Q2-1.イベントの日常化と受け入れ態勢の整備

  • (町長)コロナからの回復期において富良野・美瑛が注目されている。観光客の多様な周遊ルートに合わせた体制の整備。予想されるマイクロツーリズムに対応すべく道内、本州と順次プロモーションを拡大、富良野地区と一体的な活動を展開。町内の宿泊業と飲食業に対する感染予防の支援などの受け入れ態勢の整備。


  • (再質問に対して町長)ターゲットを絞って戦略的にマーケッティング。道民割り、その次GoToキャンペーン、プラス町独自のキャンペーンと想定し、ターゲットを明確化して推進。

  • (再質問に対して町長)3密をさけ屋外で楽しむサイルツーリズムは有望、センチュリーライドの代替企画も予定。サイクリングロードの設定など。



Q2-2.規格外野菜のおもてなし野菜としてブランド化と物流、無人直売所の規格統一

  • (町長)規格外野菜は市場の需給を睨んだ出荷となる。自ら無人販売する野菜の販売形態は多様化している。おもてなし野菜は観光面での期待はできるものの、品質の統一となれば生産プロセスにも影響があり生産者に負担がかからないか、関係団体や生産者との検討。


  • (再質問に対して町長)議員提案のおもてなし野菜の観光客向けブランド化については今後の検討課題。・・以下省略


Q2-3, 町内で流通するあらゆるパンフレットの統一化と収納ファイル

  • (町長)パンフレットは目的や用途、あるいはスマホなどに対応したデジタル化も含めデザインはきわめて多様化。紙媒体パンフレットは携帯性、デザイン性、使いやすさを考慮したデザインとなっており統一は困難だが、今後の検討は実施。


  • (再質問に対して町長)紙媒体は重要視。行政として規格の統一はお願いできにくいが見せ方という面で働きかけ。・・以下省略


まとめ

  • 新しい時代のまちづくりの課題の解決に、新しい考え方や指標は大切だ。

  • まちづくりの持続性には複数の要素がある。これら要素が互いに矛盾しない社会システムが成立する必要がある。経済の循環の持続性、人口構成の持続性、農業や環境の持続性、地域社会の幸せの持続性などの要素がある。

  • たとえば、2040年を待たず街の商店街の後継がいなくなる、農業の後継者が不足するかもしれない、そういったリスクをはらんで人口の50倍の宿泊客をまちの社会システムとしておもてなしできるか。域内経済の計算で測れないものがある。

  • 根源的に、定住人口/人口構成バランス/農地の保全/域内経済が循環する産業構造/人々の幸せ・活き活き感といったものを2040年にまちの社会システムとして満たすことと、いま観光を推進することはつながらないとおもう。


(Noriaki Gentsu @NorthQuest)

美瑛町6月議会、9名の議員の一般質問の速報はこちらをクリック→ https://j.mp/2uhqlCr


この速報は議事録や会議録ではなく、議会で議論したまちづくりのテーマの要約です。

・議員から町の方針をきく質問は、町の答弁をメインに記載します。

・議員から提案や問題を出した質問は、質問と町の答弁を併記します。

・当初と文脈の変わる再質問は、別の段落に記載します。


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