人口減少の未来社会をデータ化して、政策によって未来にチャレンジする取り組みに注目したい
ビッグデータで全国の自治体ごとの未来のデータを可視化するエクセルソフトが無償リリースー注1、注2
中学・高校生が2040年に市町村長になった想定で政策提言する「未来ワークショップ」に活用
ドラッカーのいう「すでに起こった未来の帰結を見る」ことができる―注3、注4
美瑛町の未来カルテ
ダウントードしたエクセルソフトに美瑛町の市町村コートを入れると「未来カルテ」は瞬時に完成した。
完成したカルテのダウンロードはこちらから→ PDF
エクセルプログラムは大容量のため直接ダウンロードしてくださいー下記の注1、注2のページから
出力サンプル 未来シミュレータ OPoSSuM(オポッサム)で作成した未来カルテ
産業の後継者や年齢構成 →耕作放棄と景観の保全、外国人労働者、外国人土地所有の問題など
病院の患者数や、介護関係の人員不足の問題 →外国人労働者の問題など
児童数の減少と教員の減少 →学校の統合や改修工事の合理性などを考える
すでに起きた未来
ドラッカーは「すでに起こった未来」という表現を使って、不確実な未来にチャレンジすることを説いた。注3、注4
つぎに引用した、研究プロジェクト「オポッサム(OPoSSuMのメッセージもドラッカーの言った「未来をかえるために今行動する」に通じるものがある。 このカルテは、社会保障・人口問題研究所の人口予測をベースと して、現在の傾向が継続した場合に、2040年に、産業、保育、 教育、医療、介護がどのような状況になるかについて、シミュ レーションした結果を示しています。この結果は、現在の傾向を 政策によって変えることができれば変化します。
まとめ
1.この「未来カルテ」をたたき台にして、びえいの未来の課題を話し合う場が必要です。
未来の町民はいまより悪い条件になるから
町内の若い人を中心に継続的な議論が必要だから
人材育成が主目的の異業種交流地域課題プロジェクトにまかせられない内容だから
2.2040年問題について、美瑛町の行政の総括的な話をきいたことがない。この「未来カルテ」のもとになったデータはもとをたどれば役場の出所だから、うごく責任がある。
この推計を直すかそのままか、行政として判断して町民の議論のたたき台とする
あるいは、このような未来は起きないことを役場が根拠をもって示すか
いずれにせよ、単年度決算の業務と独立した、2040年問題を考える権限をもつ部署の新設が必要
by Noriaki Gentsu @NorthQuest, -びえい未来ネット
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注1.未来カルテ のリリースページ →クリック
注2.未来シミュレータ OPoSSuM(オポッサム)のページ →クリック
注3.未来を知ることができる2つの方法(ドラッカー) →クリック
注4.明日をつくるために今日なすべきことは、「すでに起こった未来を探すこと」(ドラッカー) →クリック
注5.JST =科学技術振興機構
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