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  • 執筆者の写真NorthQuest |びえい未来ネット

(No.24) 冬の外国人宿泊観光の市場競争


(上のグラフはクリックで拡大します)

前稿の(No.23)で冬の宿泊観光の厳しい競争の世界に後発で参入することの難しさをデータで知った。そこで顧客ターゲットを外国人に絞って分析したところ、競争がさらに厳しくなることが分かった。やはり、富良野・旭川・上川(層雲峡)から顧客を奪うに足る差別化要素があるか、この競争にだれが新規参入するか、この答えが先決である。競争を大局的に見ると、美瑛は弱者の戦略をとるべきであろう。

データから考えること (グラフはクリックで拡大)

上の3つのグラフはH27の外国人宿泊客延数を月次で示している。左は全道・札幌、中央は美瑛が負けている地域の上位グループ、右は美瑛が負けている地域の下位グループと美瑛の比較である。

北海道全体と美瑛の競合地域ともに、夏季より冬季が数字を伸ばしている傾向にある。これは外国人の冬季宿泊市場はより厳しい競争下にあることを示している。冬季に強い地域は何が外国人に支持されているか綿密に分析したうえで美瑛の差別化要素で勝てるか、正攻法で詰める必要がある。思い付きのアイデアだけでは通用しない世界に直面している。

by Noriaki Gentsu @NorthQuest

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参考文献 注1)北海道の観光入込客数調査報告書ー平成27年度 (北海道経済部観光局)

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