あらすじ
2019年12月美瑛町議会で、議会が面白くない理由がわかった。非公開の委員会の少数意見が本会議に出てこないバリアがある。少数意見が委員長の報告にのらない場合、自分で少数意見報告書をつくって、委員長とべつに議長に提出すべしと。この前世紀の遺物のような議会規則に縛られて、未来につなぐまちづくりなどできないとおもうが…
少数意見について
議事録はなし、町民に見えない別室の委員会ででた反対の少数意見が本会議に出にくい議会規則があるようだ。図らずも、下記の賛成討論で言及があった。
要は、少数意見は本会議に出す報告書に載せない、少数のものは自分で少数意見報告書をつくれということのようだ。なおフルバージョンの会議録の本文11~12ページ目にこの部分が記録されている。
判賛成討論2(抜粋) ″・・・議案第3号、6号につきましては、特別審議を特別委員会 で審議を交わし、委員長の報告どおり意見を付けずに審査結果を、原案を可決をいたしており ます。こちらの方につきましては、議会会議規則第76条、こちらにおいて、委員会において、 少数で破棄された意見で、他に出席委員1人以上の賛成があるものは、これを少数意見として留保することができる。また、第2項では、少数意見を留保したものが、その意見を議会に報 告しようとする場合において簡明な少数意見報告書をつくり、委員会の報告書が提出されるま でに委員長を経て議長に提出されなければならない。こういうような議会会議規則があります。 このような規則がある中、今回のように、討論に向かっている訳けれども、やはり前段 としてこういう手続きもとるべきであろうと思っております。・・・″
まとめ
反対意見のない国家や会社はいずれ崩壊すると歴史が教えている。
賛成多数が正しいとは限らない。賛成多数が反対少数を論破した議論の中身を堂々と載せた報告書を書くべきだ。反対を論破できない賛成が、正しいと言えないから。
意思決定において意見の不一致を促すドラッカーの言葉(P.S..ドラッカー)を参照
Noriaki Gentsu @NorthQuest
◆起業や地域の問題解決を目指す若者にむけ、「北の若者塾」を始めました。 https://www.blog1.northquest.net/
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