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  • 執筆者の写真NorthQuest |びえい未来ネット

第6報. 美瑛の人口、転入より転出が常に多い



美瑛町の人口の社会動態(出生死亡を除く、転入数と転出数)を調べると、転出数は1997以降は長期減少傾向となり好ましいが、転入数も同じころから長期減少傾向となり好ましくない。転入数と転出数みると、特に2003-2008年に大きく差が開き転出超過となった。これは、第5報でわかった2000-2010年に起きた若者世代の大幅な減少を裏付けるものである。今後の課題として、人口問題が美瑛町にとって重要なのかということを改めて考察する。

◆上のグラフは上川総合振興局の統計を使って毎年3月末の住民基本台帳に基づく人口の社会動態(出生死亡を除く、転入数と転出数)を調べたもの。第6報で求めた5歳刻みの人口変動数が、5年ごとの国勢調査のデータを用いたこと、社会動態(転入と転出)と自然動態(出生と死亡)を含めたものであるという違いに留意すること。このグラフから読み取れることは次のとおり

  • 1990-1996年の大幅な転出超過は、離農によるもの。

  • 転出数は1997年以降は長期減少傾向になった。(好ましい)

  • 転入数は1996-2000年をピークとして以降は長期減少傾向にある。(好ましくない)

  • 2003年~2008年に大きく転出超過となった。第5報の国勢調査に基づく2000-2010年の5歳刻みの人口変動で、若者世代の流出が浮き彫りになったことが判ったが、このグラフはそれを裏付けている。

  • 2003年~2008年に大きく転出超過となったことが、第2報でわかった2010年(H22)の国勢調査で将来の人口推計が悪化する傾向となったことの原因と言える。

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資料

1)上川の統計(上川総合振興局) →資料へ

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