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  • 執筆者の写真NorthQuest |びえい未来ネット

(No.127) 将来負担を決める町債と基金|町民参加で役立つ町政の基本知識-②



町民参加して役場の政策に質問や意見を言いたいけれど難しくて・・・そんな人に朗報。難しいことは役場に任せて、町民の家計に根差したシンプルな感覚に町政の課題を見つけましょう。今回は将来負担を左右する町債と基金の情報を集めて、その傾向を読み解きます。



 

<目次>

1.情報のダウンロード

2.令和4年度財政健全化判断比率資料を読み解く

3.財政運営計画を見て将来負担の動向をつかむ

4.今後のブログの展開



 

1.情報のダウンロード


前回のブログ(No.126)は、イントロとして令和4年度(2022)の決算を使って将来負担の内訳をイラスト的に押さえました。


今回は、役場が公開しているデータをつかって将来負担に関係ある項目の動向を調査します。


まず、元データをダウンロードします。


fig1
図1 町のホームページの「財政」

 

2.令和4年度財政健全化判断比率資料を読み解く


ダウンロードした資料の表紙はつぎのようになっています。

将来負担に関する総括表④を参照します。


fig2
図2 財政健全化判断比率算出資料

すると総括表④は次のようになっています(単位:千円)・・クリックで拡大できます。

説明は図の下に続きます。


fig3
図3 令和4年度財政健全化判断比率算出資料の総括表④

図3の説明
  • 図3の最上段に(A)将来負担額の横一列の内訳がオレンジの枠で囲ってあります。

  • つぎの段に(B)充当可能財源等の横一列の内訳が緑の枠で囲ってあります。

  • まず(A)の①・・地方債の現在高(11,451,190)を確認します。

  • そして下の図4(前回ブログのイラストを再掲)で町債(114.5)を確認します。

fig4
図4 (A)将来負担額の内訳イラスト(億円)

図3の説明(続き)
  • つぎに図3の(B)の②・・充当可能基金(3,329,827)を確認します。

  • つぎに下の図5(前回ブログのイラストを再掲)で基金(33.3)を確認します。

fig5
図5 (B)充当可能財源等の内訳イラスト(億円)

以上で、令和4年度財政健全化判断比率資料の読み解きを終わります。


 


3.財政運営計画を見て将来負担の動向をつかむ


町債の動きを見るため、ダウンードした令和5年財政運営計画の8ページを下の図5に示します(単位:千円)・・クリックで拡大できます。(なお、令和4年は決算、以降は計画)

  • この表の赤④で印した年度末現在高(11,451,190)を見ます

  • 上の図3の(A)の①地方債の現在高(11,451,190)と一致することを確認します

<ワンポイント>
なお、いままでに使った町債、地方債は同じ意味になります。下図のタイトルに公債費とありますが、町債・地方債の返済額を予算書であらわすときの科目が公債費と使い分けています。

ちなみに、財政運営計画12ページ「起債償還額及び起債年度末残高の推移」には町債に関する情報が平成30年度までさかのぼって掲載されています。新町長が平成元年度に就任して大きく町債を減らしたことが一望できます。
fig6
図6 財政運営計画8ページ 公債費の償還額推移(一般財源ベース)

つぎに赤⑦で示した令和5年度の町債(10,809,884)の求め方を確認します。

  • 式は、次年度の町債=当年度の町債ー次年度の返済+次年度の借入

  • 計算は、赤⑦=赤④ー赤⑤+赤⑥に数字を代入

  • 令和5年度の町債=11,451,190ー1,663,830+1,022,524=10,809,884


令和10年の町債はこの計算を繰り返して求めます。


令和10年は町債=8,067,340と令和4年度に比べ33.8億円減る計画です。

基金が大きく減らない限り将来負担比率の分子および将来負担比率(%)も良くなる方向です。

 

つぎに基金の動きを見るため、ダウンードした令和5年財政運営計画の6ページを下の図7に示します(単位:千円)・・クリックで拡大できます。(なお、令和4年は決算、以降は計画)

  • この表の青枠で囲んだ年度末残高(3,285,265)を見ます

  • 上の図3の(B)の②充当可能基金等(3,329,827)とほぼ一致(※)することを確認します

※この数字の差の理由は説明を省きますが、本テーマの議論を左右しないのでこのまま進めます。
fig7
図7 財政運営計画8ページ 各基金残高(備荒資金組合超過納付金含む)

基金は毎年の歳出を余らせて、目的別に積み立てます。

  • 式は、次年度の基金残高=当年度の残高+積立予定額ー取崩予定額


令和4年に比べ、令和10年の基金は=3,285,265-2,107,195=1,178,070・・11.8億円減る計画です。

これは将来負担には不利な方向ですが、前述の町債が令和10年に計画どおり33.8億円も減らせれば、(A)-(B)将来負担の分子は有利な方向に動きます。



4.今後のブログの展開


将来負担は、比率であれ分子であれ令和4年の数字です。毎年の町債と基金の動きを有利な方向にマネジメントするすることではじめて、令和10年の将来負担を適切に保つことができます。


議会の審議は、前年実績の審査と来年の予算がほとんどです。町民に向けて、将来の財政の持続性をベースに現在が健全であるというような判断情報はもらえない状況です。

  • 令和10年の財政運営計画の集中審議をした情報が伝わってこない

  • 令和14年度までの総合計画と照らし合わせて集中議論した情報が伝わってこない


そういうことで次回の投稿では、今回見たふたつの資料をベースに、町民らしくシンプルな視点で、議会や行政にもの申していけるよう課題を掘り下げていければと考えています。


以上

 

2023-12-14 Noriaki Gentsu @ NorthQuest

 

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